無在庫転売の価格設定の目安 適正価格ってどれくらい?

輸入販売、物販をやり始めた頃、悩んだのは値付け。あんまり高すぎても売れないし、かと言って安くても儲からないし・・・。

悩みますよね。

さて、どうするか。

値付けの基本

結論から言うと、

自分が望む利益率を決め、その利益率で事務的に値付けしてしまいましょう。

高いと思う人は買いません。
でも、高くても買う人は買います。その値段で納得して買うのですから、いいんです。

安くしたところで、文句言う人は言ってきます。クレームが減るわけでもありません。

一般的な小売業の場合、仕入れ原価は6割とかそれくらいです。
1000円の商品の仕入れ値は600円とか。

なので、海外輸入転売でも同じように考えると、
ざっくり
仕入れ値:経費:粗利=1:1:1
を目指します。

経費には、送料だったり販売サイト(amazonとか)の手数料だったりが含まれます。

この比率だと、1000円の商品を3000円で売る、みたいなもんです。利益は1000円。返品や不良品のリスクを考えると、これくらいは欲しいところ。

もちろん、もっと高い利益率で売れるに越したことはありません。
1000円で仕入れて1万円で売れるとかね。あんまりないけど。

もちろん、利益率が多少薄くても大量に売れる物や、高額で1点当たりの利益額が取れるものは、利益率は低くてもアリかな~とは思います。が、それはそれで気を付ける点があります。これはちょっと後で。

高いと思われるのが嫌、なんてのは気にしない

自分で値付けしてて、なんか高くない?と思うかもしれません。が、値段に不満がある人はそもそも買わないですし、割高でも輸入品ですから仕方ないんです・・・ということにしましょう。
安くしたところで、文句言う人は文句言います。

むしろ、返品等を考えて予め値付けを高めにしておかないと、返品や不良品が発生した場合の赤字を吸収できません。
儲からなければ転売なんかやる意味がないので、高めに設定するのは基本です。
競合が増えてきたら嫌でも値段が下がるので、最初は高めにして利益をとり、価格競争になってしまうような商品は相手にしない、というのが筆者のセオリーです。

輸入転売は資金繰りの問題、仕入れ~売上~入金までのサイクルがどんなに短くても1か月はかかります。長いです。
いくらクレジットカードで引き落としが1か月くらい先になるとはいえ、売上代金が手元に入ってくるのは大抵それよりも先になるので、利益が薄いといつまで経っても自転車操業です。

薄利多売の欠点

利益が薄くても大量にやればいいじゃないか、と思うかもしれません。薄利多売なら客も喜ぶし自分も儲かる、と。

しかし、仕入れ額には上限があります。仕入れは、海外から購入する場合は大抵クレジットカードで行います。
となると、「仕入れ額の上限=クレジットカードの枠」になるので、商品を大量に仕入れにしても上限があります。

カードの枠がMAX200万の場合、実際に1か月に使えるのは半分の100万円です。
残りの100万は先月使った分で、当月に引き落としされるまで枠が解放されません。なので、半分で考えないといけません。

この100万で仕入れと送料をカバーして、どれだけ利益を出せるか、と考えると、利益率を高くしてかないと、月100万とか儲からないです。
薄利多売だと、カードの枠フルに使って100万分仕入れてるのに、気が付いたら10万円も儲からないとか。これはやばいです。

月10万でいいってんならそれでもいいかもしれませんが、それくらいだと生活費なりちょっとした設備投資で消えちゃいますよね。
数十万は粗利がないと、新しいこと(仕入れ先や新商材)に手を出しにくくなってしまいます。

今はいいかもしれません。しかし、いつか必ず、ライバルが出てきます。そうなると必然的に売上は減りますし、価格も下がってしまい粗利が減る可能性も高いです。

そのまま同じ商品だけで利益が増えていくことは考えにくいですが、ライバルが参入して減ることは容易に想像がつきます。
転売を続けていくには、新しい商材や売り方にチャレンジしていかないと、先細りしかありません。

薄利多売というのは価格競争のなれの果てで、そこで生き残るのは仕入れや人件費が安い中国セラーだったり、儲けは月数万円でもいいというような薄利多売ヤーに譲ってしまいましょう。

値段のクレームを防ぐ方法

輸入転売で扱う商品は、どうしても値段が高くなります。
そりゃそうですよね、海外で一般に売られているものを買い、そこから輸入の送料、関税、日本の販売サイトの手数料、日本国内の送料、そして自分の利益を乗せた価格になるわけですから、安いわけがありません。

でも、その内訳なんてのは購入者は知る由もありませんから、そういう値段なんだ、ということで買ってくれます。
高くても、日本では珍しい海外の逸品となれば、多少高くても欲しがる人はいるでしょう。

しかし、海外の逸品であったとしても、価格で不満に思われるケースがあります。それは、原価(仕入れ値)が分かってしまった場合です。

アメリカで2000円で売っているものを6000円で日本で売った、というのが分かると、」アメリカで2000円の商品がなんで6000円もするんだ!」ってなります。
送料や関税とかAmazonの手数料とかがあるとは言え、そんなものは客からすると知ったことではありません。
ぼったくられてる感が出てしまいます。

なので、仕入れ値はとにかく隠しましょう。値札が付いたまま送ってしまうとトラブルの元でしかありません。商品についているタグ、シールなどはチェックポイントです。
タグは取ってしまうと新品っぽさ、本物っぽさが失われてしまうので、価格の部分だけ外しましょう。

同様の理由で、海外から商品に同封されてきたインボイスをそのまま同梱してしまうのも当然アウト。値段が書いてなかったとしても、仕入れ先が分かってしまうのはよくないですよね。
あと、海外からのダンボールをそのまま使う場合は、輸送ラベルに商品代金が記載されてる場合があるので、それもチェックです。

当然といえば当然のことですが、日本に入ってくる状態そのままだと値段分かっちゃうケースが多々ありますからね。

消費税という罠

年間の売上が1000万円を超えてからの話になりますが・・・

お客が払う商品代金の中には、消費税が含まれています。この消費税分は、事業を始めた当初であれば、売上としてそのまま全部懐に入れることができますが、それはあくまで最初の頃だけ。
事業が軌道に乗ってきたら、必ず後で納めないといけなくなります。

売上が1000万を超えた年の2年後から、預かった消費税は後で納めないといけなくなります。

これ、かなりでかいです。

仮に消費税が10%として、売上1100万円、仕入550万円の場合。
仕入れ時に払った消費税=50万円
売上時に預かった消費税=100万円
差し引き50万円を、翌年の確定申告で納めないといけないんです。
売上1100万円の中から、消費税分50万円。ざっくり5%。これはでかいです。

しかも、たとえその年が赤字であっても納めないといけません。あくまで預かったお金ですから、黒字だろうが赤字だろうがお構いなしです。

なので、これを見越して利益を乗せておかないと、2年後に消費税で大赤字・・・なんてことになりかねません。

消費税の計算は実際にはもっと複雑です。輸出転売の場合は還付を受けられるので消費税がプラスに働くケースもあるのですが、筆者がやってる輸入転売だと消費税対策は必須です。簡易課税制度とかあるので、1000万超える場合は対策を講じておきましょう。

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